子ども建築クラブ/ LIXILメムメドウズプロジェクト2017「地場の素材で家具をつくる」ワークショップ(2日目)

2017年12月04日

皆様こんにちは。今年の子ども建築クラブでは、「地場の素材で家具をつくる」というワークショップを北海道広尾郡大樹町で行いました。このブログでは2日目の様子をレポートします。

2日目の朝、朝食と身支度を済ませ、早速くるみの会の皆さんが待っている工房へと移動しました。今日から大樹町の学生も加わり、1~2名ずつ、5チームに分かれて家具の制作を始めました。図面を書いてみるチームや、選んだ材料を使って実際に組み立てていくチームなど、進め方は様々でしたが、集中してアイデアを決定していきました。

アイデア出しをする子どもたちを見ていて、多くのチームが昨日選んだ1つの材をきっかけに、家具のイメージを引き出しているように感じました。また、講師の先生方やくるみの会の方々に教えていただいた木の種類をきちんと覚えようとしていたのがとても印象的でした。

お昼になり、子ども建築塾の塾生OB・OGと大樹町の学生は、初対面で緊張しているかなと思いきや、すぐに打ち解け、自然と仲良くお昼ごはんを食べていました。午前中の作業である程度アイデアが定まり、ほとんどのチームは午後になると実際に家具をつくりはじめました。

家具をつくる際に、宮本さんから教えていただいたことを活かして、木の表面を水拭きし、材をきれいにしているチームがいました。他にも、材をつるつるになるまで磨きあげるチームや、対照的に木を切ったときにできたふわふわしている質感を残すチームもありました。それぞれが木の性質を自分なりに表現していて、大人たちを何度も驚かせてくれました。

作業の終盤になると、それぞれの材をどのようにつなぎ合わせるか、子どもたち自身が考えるようになっていました。しかし、つなぎ合わせ方は難しく、講師の先生方やくるみの会の皆さんに相談し、どのようにつなぎ合わせるかを決めていきました。

あっという間に時間が過ぎ、まだまだ作業をしたい様子でしたが、残りの作業は次の日へ。明日の作業で完成できそうなチームもあり、良いペースで作業が進んでいました。明日は、家具の完成まで到達できるのでしょうか・・・?続きは3日目のブログで、お楽しみください。

神奈川大学 TA 庄子利佳