子ども建築塾 後期第8回「みんなのまちの本番模型を完成させよう!」

2018年05月11日

みなさん、こんにちは。2月3日に行われた子ども建築塾の授業についてお伝えします。

インフルエンザが全国的に猛威を振るう中、素晴らしいことに子どもたち全員出席で授業がスタートしました。
イメージを膨らませる練習模型に始まり、最終プレゼンテーション用の本番模型までたくさんのアイデアを考え、つくっては直し、時には壊してまたつくってと進めてきた模型づくりもいよいよ今日で終わりです。

今日は全体でのレクチャーや発表などはなく、授業時間の2時間全てが模型づくりにあてられています。

「知らせる」「音楽を聴く」「つくる」「本を読む」「休む、くつろぐ」という各グループのテーマが合わさって1つの「みんなのまち」がもうすぐ完成しようとしています。

授業の回数が進むにつれ、1人で一つの作品というものだけでなく、2人の考えが合わさった作品や、さらには隣接するグループへとつながっていくような作品なども出てきました。

塾全体を見渡してみると子どもたちは程よいプレッシャーの中、黙々と作業を進めています。そんな中をアストリッド先生、太田先生がアドバイスやアイデア提案をしながら1人1人に声をかけてまわります。他のスタッフやTAは模型を完成させるために子どもたちと一緒に考え、手を動かし模型づくりを進めています。

授業も半分が過ぎた頃に全体を見渡してみると、小学生とは思えないくらい集中した様子で作業を続けていました。

授業の終わりを迎える頃にはかなり立体的になった模型たちが敷地模型の上に表現されていて、早く全ての模型をつなげて全体を見てみたいと思いました。

今日はサプライズとして授業の最後に2月3日(節分)にふさわしく、豆まきをしてみんな笑顔で終えました。

子どもたちが頑張って取り組んでいる姿は見ていてとても楽しいものです。1人1人が考え、そしてそれぞれの個性で作品をつくっていきます。その発想には驚かされることも多いです。素晴らしい「みんなのまち」が完成するのを私も楽しみにしています。

次回の授業は公開発表会に向けたプレゼンテーションボードづくりです。

今まで考えてきたことを一つのボードに表現していきます。その中には今日完成した模型の写真も入ってプレゼンテーションボードを彩っていきます。

株式会社SD建築設計事務所 中島 直