子ども建築塾 2017年度 後期第9回 「みんなのまちの本番模型を完成させよう!」

2018年05月15日

みなさま、こんにちは。2月17日に行われた第9回の授業の様子をお伝えします。
第6回の授業から続いていた本番模型の制作にひとまず区切りをつけ、今回はいよいよ発表会に向けてプレゼンテーションの準備に取り掛かりました。先生からプレゼンテーションの手法やボード作成のポイントなどをレクチャーしていただき、子どもたち自身がプレゼンテーションとはどんなものかを考えた上で、模型写真の撮影とプレゼンボードの作成を行いました。


まず始めに、今回の作品テーマ「みんなのまちなみ」のアイデアを伝えるためにはどんなプレゼンをしたらよいかについて、アストリッド先生からお話がありました。ポイントは「目線を変える」こと。今までの模型作成では敷地を俯瞰してどんなものをつくりたいかを考えてきました。しかしプレゼンにおいては、建物が出来上がったまちを自分が歩いている目線に立って説明することで、実際に歩いたときのまちの構成が分かりやすくなり、よりまちの魅力を伝えていくことができます。アイレベルで建築を考えることについてのお話は、これまでも何度かありましたが、今回子どもたちがTAの助言なしに自ら模型のまちなみの中で人の点景を動かしている姿を見て、自分のツールとしてちゃんと身につけられているんだなと子どもたちの成長を実感しました。

また、4人が協力してプレゼンするグループ発表であることから、周りの子たちの作品、さらには他グループとどのような関わり・つながりがあるのかを子どもたちが再確認することが、プレゼンのキーになってくるというお話もいただきました。アイデアをかたちにしていく時点でも、そのことを常に意識してこの課題に向き合ってきた子どもたちですが、最後にもう一押し、まちをつくっているという意識を持ち直してくれたと思います。

模型写真撮影の順番決めのため、班対抗じゃんけん大会から授業はスタート。ここから撮影の班と待っている間にプレゼンボードのレイアウトを決める班に分かれて作業を進めていきます。
プレゼンボードは、自分が一番気に入っている空間を大きく載せてアピールすることと、鮮やかではっきりとした色使いにして、発表のときに遠くからでも見やすくすることが大切です。また、タイトルやキャッチコピーは要点をしぼって明確に。ポイントを押さえた上で、その子らしさもあるプレゼンボードにするために、子どもたちだけでなくTAたちも腕の見せどころです。
グループ全員のボードを合わせると1枚の写真が現れるなど、グループ発表ならではのアイデアや工夫も各班に見られ、来週の完成がとても楽しみです。

授業の最後にはプレゼンの練習を行いました。班ごとにひとりひとりが自分の考えを発表し、グループ内での意見のすり合わせを行っていきます。作品と作品の曖昧につながる空間や共同でつくった部分を誰がどのように発表するかなど、子どもたちにとっては少し難しい点もあるかとは思います。ただ、そこに力を入れた分だけ深みのある良い作品となるので、ぜひ期待したいです。

次回はいよいよ後期最後の授業です。発表の練習も予定されているので、子どもたちが自信を持って発表できるように適切なアドバイスを心がけ、サポートしていきたいです。今週はインフルエンザで欠席してしまった子もいましたが、全員で元気に発表会に臨めるように体調管理にも気をつけていきましょう!

芝浦工業大学3年 橋本 梓