子ども建築塾2022年度 前期 3回 イメージを膨らませる②
こんにちは!今回は、5月28日に行われた第3回授業の様子をお伝えします。
この日の東京の最高気温は、約30度。これまでの春の陽気とは打って変わり、夏の訪れを感じさせる気候でした。
さて、今回は次回に控える中間発表に向けて案を整理しさらに深めていきました。
これまでは、思い思いのアイデアをスケッチブックに描いてみるという作業でしたが、今回は、それに加えて「スケール感」も考慮します。
まずは、設定された敷地のスケール感を掴みます。橋の高さは川の水面から5mという想定です。
レーザー距離計で測ったところ、恵比寿スタジオの一番高い天井高が5mほどだということがわかりました。
これを参考に、アイデアスケッチに描いた人物や植物の大きさは適当かどうか、またどれくらいの大きさにすれば良いか検討しました。
また、模型において検討する際に用いるのは30分の1の点景。
その点景は、前回の授業で撮影した子どもたちの写真を縮小したもので、自分が思い浮かべる「橋のいえ」でなにをしたいか、どういうことをしたら楽しいかを想定しポーズをしています。
その点景を小さくなった自分として使い、アイデアのスケール感が現実的かどうか考えます。
「実際には何が見えるか」「何ができるのか」考えながら、アイデアに実現性を持たせながらイメージを深めていきました。
次回は中間発表です!今回の授業の最後には、自分のアイデアをスケッチにすることに加えて、言葉で表現するために、考えたことを整理しました。
自分のアイデアと向き合うことで、いままでのアイデアを改良したり、さらに新たなアイデアを思いついたり。考えれば考えるほど様々なアイデアが浮かんできますが、次回までに自分のアイデアをまとめなくてはなりません。そして自分の言葉で伝えられるようにしてくる必要もあります。
そこで、自宅でご両親や兄弟に、予行演習として自分のアイデアを発表してみよう、というお話がありました。
次回の中間発表で、子どもたちの様々なアイデアに触れることが待ち遠しいです!
工学院大学建築学部2年 野部太朗