子ども建築塾2024年度 後期第8回 つくりながら考える「5つの島」

2025年04月17日

2025年2月8日(土)に行われた子ども建築塾第8回の様子についてお届けします。

後期の授業は残すところあと3回となり、今回は最後の模型づくりの時間でした。

授業の初めに先生方から様々なアドバイスがありましたね。

アストリッド先生は「どこでどんなふうにごはんを食べるのかがわかるように、テーブルと椅子をつくりましょう」とおっしゃっていました。

また、式地先生は「限られた時間の中で今日は何をするのかをまずは話し合いましょう」とおっしゃっていました。

レクチャーが終わった後はグループのみんなで連携をしながら完成を目指します。

まだ出来ていない家をつくる人や畑の仕上げをする人、食堂に屋根をつける人などに役割分担をしました。

そのあと一斉に作業を始めます。途中でお互いに建物を見せ合って「もうちょっと屋根が低い方が良いかなぁ」や「窓を大きくした方がいいかも」と、お互いにアドバイスをしました。

他にもお風呂をどのように利用するのかを検討しました。「時間をずらして入るようにしよう」や「別々のお風呂でも同じ景色を見られるように工夫してみよう」など様々な意見を交換しました。また、お風呂を模型にする時に「キラキラするものをお風呂の中に入れるとわかりやすくなるかな」とアイデアを出し合いました。完成したお風呂はみんなが納得いくような、寛いでいる風景が浮かび上がるものになりましたね。

T Aたちも一緒になって手を動かしました。木を一緒に植えたり、物干し竿どの細かな表現をつくったりしました。今日で模型づくりは終わりという危機感から、いつもの倍くらいの速さで作業が進みましたね。テキパキとした連携で、模型が見る見るうちに出来上がりました。

授業の終わりに次回に向けてのアドバイスがありました。

太田先生は「いただきますと言う瞬間がこの島の様子の全てを表すと思うので、『いただきます』の様子をスケッチにするといいと思う」とおっしゃっていました。

柴田先生は「前期の発表会はみなさんとても上手でした。発表する時にいろんなアドバイスを意識していることを思い出しました。今度はグループでできるようになるといいですね。」とおっしゃっていました。

あっという間に時間は過ぎていきました。授業が終わると、完成した模型を嬉しそうに、いろんな角度から撮影をするグループがいました。また、完成したけど納得いかずに「もうちょっとこうした方が良かったなぁ」と呟く子もいました。

さて次回は、プレゼンテーションの準備をします。どんな島なのか、この島でどんな風に過ごせるのかを魅力的に伝えられるように、グループでたくさん話し合いましょう!

神奈川大学大学院1年 東野葉月