子ども建築塾 夏期合宿(2日目)
皆様、こんにちは。工学院大学2年の関野雄介です。
8月17日・18日の二日間、子ども建築塾の夏期合宿が行われました。
合宿二日目のレポートをお届けいたします。
朝7時、起床してから皆でラジオ体操をしました。宿泊していた「大三島ふるさと憩の家」はもともと小学校だった場所で、かつてのグラウンドが中庭のように残されています。快晴の中、しっかり体操して、眠そうだった子ども達も次第に目が覚めていったようでした。
朝食を食べた後は、伊東先生が設計された今治市岩田健母と子のミュージアムを見学しました。太陽の光がさんさんと降り注ぐとても気持ちの良い空間で、子ども達は熱心に岩田さんの作品を観たり、ベンチに座って自然の風を感じているようでした。
続いて、本日のメインプログラムである農業講座に参加しました。地域おこし協力隊の鍋島さんによるレクチャーとクイズ形式で、楽しく学ぶことができました。クイズはとても盛り上がり、中には全問正解する子どももいました。
そしてバスで盛地区に移動し、みかんの摘果作業のお手伝いを行いました。暑い中、皆黙々と摘果を頑張りました。みかんは収穫時期の冬に向けて実を膨らますため、まだ子どもの手のひら程の小さな実でしたが、食べると甘酸っぱく、いくつか摘んだ実を持って帰るという子どももいました。
摘果作業で汗をかいた後は、お楽しみの海遊び。
大三島の海は透き通るほど綺麗で、子ども達も大はしゃぎでした。水着に着替えて、海に潜ったり、追いかけっこをしたり、貝殻を集めたり。猛暑日だったこともあり、皆気持ち良さそうに泳いでいました。
海で遊んだ後は、太陽の下でベンチに座って昼食をとり、最後に地域おこし協力隊の鍋島さんに皆で御礼を言ってお別れしました。
その後、多々羅温泉で海を見ながら温泉に入って疲れを取り、多々羅しまなみ公園でお土産を買って、バスでJR福山駅に戻り、解散となりました。
二日間、お天気にも恵まれ、大きな怪我もなく過ごすことができました。ふだんはなかなか行くことのない場所で、のびのびとした時間を過ごすことができ、子ども達が心から楽しんでいた様子が伝わってきました。この貴重な経験を、これからの子ども建築塾の活動にも生かしてほしいです。