子ども建築クラブ②「〜あう」まなび場をつくろう

2014年09月26日

8月23日、子ども建築クラブの2日目は、前回の打瀬小学校見学に続いて、いつもの恵比寿スタジオにて、午前10時から授業が始まりました。
はじめに、工藤先生のレクチャーを受けました。工藤先生がこれまで携わった仕事を通して、気づかされたという「学校設計で大切にしたいこと 10」や、それぞれのグループのテーマに対して、どんな場所がつくられていて、どんな使われ方をしているのか、学校を例に挙げながら話していただきました。打瀬小学校で見たものと同じものもあれば、違うものもあり、アイデアを膨らませる手がかりをたくさん得られたのではないでしょうか。

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続いてTAの伊藤里佳さんから、グループごとの敷地では、何を意識して設計してほしいか、まわりの場所とどのような関係なのかについて、説明を聞きました。
レクチャー後はグループごとに話し合いをしました。前回の見学後に描いたスケッチと、発表の際に先生や友達からもらったアドバイスとあわせて、もう一度グループでどんなものをつくりたいか考えました。一つひとつ考えていることは、近いようで遠かったり、大人でも難しいグループでの作業です。一筋縄ではいきません。
お昼休憩をはさみ、午後からは模型製作を始めました。

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模型をつくってみると、言葉では伝わりにくかったことが共有され、どんどん新たに展開されていきます。気づけば先生もTAも身を乗り出して作業に参加していました。

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あっという間に午後3時になり、この日の授業はおしまいです。どうやらどのグループも模型の完成までは、到達できなかったようです。
次回、8月31日の発表会前の午前中に模型の仕上げ作業ができるので、そのときの頑張りに期待しましょう。長時間の授業、お疲れ様でした。

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今日一日の様子を見ていると、すぐに考えがまとまるグループもあれば、意見がぶつかるグループも当然あります。それでもスケッチを描いて見せ合うことで、みんなが納得し、一つにまとまったり、手を動かし模型をつくってみることで、みんなの考えがつながっていきました。これまでやってきた建築塾の授業と違ったグループの作業に、難しさを感じながら、グループでやることの楽しさ、大切さを学ぶ良い機会になったのではないかと思います。
それにしても、久しぶりに会った子どもたちの明らかに成長した外見ではなく、中身に終始魅了された一日でもありました。
次回の発表会では、少しだけ大きくなった、彼らなりの成長が感じられる発表が見られるか、楽しみです。

明治大学理工学部建築学科
建築史・建築論研究室4年
門間 翔大