子ども建築塾 前期9回「アイデアをまとめよう!」

2014年11月17日

こんにちは。子ども建築塾TAの小森です。

9月20日に開催された今回の授業では、10月11日に行われる前期発表会の準備をしました。およそ半年にわたって取り組んできた課題も、いよいよラストスパートです。それぞれが考えた「虹/山/波/星/火のようないえ」のチャームポイントを伝えるためのプレゼンボードを作成します。

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レイアウトを考えよう!
まずは大きな画用紙にレイアウトを考えました。タイトルはどこに書こうかな?模型写真、スケッチはどこに貼ろうかな?鉛筆で下書きをしながら考えます。

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「虹のようないえ」のグループの江口和李ちゃんは、画用紙に大きく虹を書きました。どこまでも続くような大きな虹の線に沿って、模型写真や説明の文章を配置していく作戦。さすがです。「虹は何かと何かをつなげるイメージだから」と話してくれる和李ちゃん。作品もレイアウトも一貫しています。

タイトルを書こう!
作品の魅力が伝わるタイトル。一番のお気に入りポイントや、どの辺りが「〜のような」を感じるポイントなのかを考えてタイトルをつけました。

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ウォーターフォールハウスと書いた後に、しばらくして「決めた!シークレットハウスだ!」と思いついて書き直した村上恵夢くん。「家族で夏休みに遊びに来る秘密の家にするんだ。」と話してくれました。滝の中の涼しげな家は、滝の水しぶきに隠れて見えたり見えなかったり。まるでぼんやりとした虹みたいです。水しぶきも雲のようで、穏やかな湖には空が映り込んで、高い雲の上の虹になったような気分になれる家なのだとか。まさに秘密の家ですね。

模型写真を撮ろう!
模型をいろんな角度から写真に撮ってみると、どこから見ると魅力が伝わるかよくわかります。正面から、斜め下から、上から、横から・・・光の当て方や撮影場所で雰囲気も変わります。一番かっこよく見える角度を探しながら撮影をしました。

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光にこだわった模型を作ってくれた野々山泰地くん。昼間は太陽の光で室内が様々な色に照らされ、夜は逆に室内の灯りが外を照らすというコンセプトのため、模型写真は白地のバックで撮影。見事に光が映り込んだ様子を撮影できました。建築そのものが虹のような光に包まれた作品に仕上がりましたね!

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伝えるボードをつくろう!
模型写真やスケッチを貼りながら、説明を書き足しましょう。自分の考えた「〜のような」はどんなところに表現されているのか、このいえでどのように過ごすのか、イメージを膨らませました。自分のお気に入りのポイントや、模型づくりで工夫したところなど、作品への思いを書いて伝えましょう。

竜とともに住む「虹のようないえ」を考えている竹田優香ちゃんは、模型を試行錯誤しながらイメージを具現化してきました。最初は針金を使って螺旋状のアーチをスタディしていましたが、本模型ではプラスチック板を使って表現をしています。模型づくりで苦労した点なども発表に加えても良いでしょう。

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どんな言葉や表現がぴったりくるか、悩むこともありましたが、そんなときは、お友達どうしでアドバイスし合ったり、言葉選びを手伝ったり、アイデア交換をしていました。前期の授業を通してグループの仲も深まったのだなぁと感じます。

いよいよ次回は前期の最終日、発表の日です!本番に備えてプレゼンボードを完成させて、できれば家族の誰かに聞いてもらって発表の練習をしておくと良いですね。先生もTAのお兄さんお姉さんも、みんなの発表を楽しみにしています!

子ども建築塾TA 小森陽子