子ども建築塾 後期第8回「本番模型を完成させよう！」

みなさま、こんにちは。子ども建築塾TAの平馬です。
今日は、2016年2月13日に恵比寿スタジオで行われた子ども建築塾後期第8回の授業の様子をお伝えします。

今回のテーマは前回に引き続き、「本番模型をつくろう」です。模型制作のための時間は今回で最後ということで、スタジオに来た子どもたちから、どんどん模型をつくり始めていきました。

今まで約半年かけて考えてきたアイデアがかたちになっていく姿に、子どもたちは目を輝かせながら手を動かしていました。しかし、自分がつくりたい建築のかたちが出来上がってきても、忘れてはいけないのは、今回のテーマが「渋谷川と仲良くする建築」ということです。この建築は、人と渋谷川をどのように結び付けてくれるのかな？ここに来た人はどのように気持ちの良い気分になれるのかな？ということをTAのお兄さん、お姉さんと話し合いながら、模型をのぞき込んだり、最初のスケッチを見返したりして、もう一度考えていきました。中には、川にぷかぷか浮かぶ建築や、友達がつくったボートの船着き場を考える子どもや、全体で一つのまちを考えているグループ、川を建築の環境システムに組み込んでいるものなど、それぞれの子どもたちが自分なりの川との仲良くなり方を考えていました。

自分の考えた建築の模型とアイデアが固まってきたら、それが模型を見た人に伝わるように、またこの建築はどのくらいの大きさなのか分かるように、模型の大きさに合った人や家具などを模型に入れていきます。すると、川と仲良くしている様子や楽しそうな様子が伝わってきて、いっそう生き生きと楽しそうな建築へと変わっていきました。

次回からはプレゼンボードづくりに取り組みます。発表に向けた仕上げの段階にいよいよ突入します。時間がなくて、模型でつくれなかった部分も、プレゼンボードの中でしっかりと伝えられれば大丈夫です。みんなの素敵なアイデアをしっかりと伝えられる、カラフルで楽しいプレゼンボードを目指して頑張っていきましょう。

子ども建築塾TA　平馬竜