子ども建築塾2022年度 後期 第2回 アイデアの共有「島の“シゴト”」
10月29日(土)に行われた第2回授業の後半グループの様子をお伝えします。
百人島ってどんな島だろう?
百人島に必要な建築って何だろう?
前回の伊東先生からのアドバイスをもとに各グループで話し合いをしながら百人島の様子についてスケッチをしました!
百人島は無人島のような島です。
島の住民は開拓者であり住民が島をつくっていくようなイメージでもあります!
その中で必要な建築はいったいどんなものでしょうか?
100人という小さな単位での生活には大きなホールや学校、大きな病院は必要ではないかもしれません。ですが、その島に暮らす人々が豊かな暮らしをしていけるような衣食住、電気をつくる場などは必要な建築として考える必要があります。
太田先生のそんな問いかけから今回の授業ははじまりました!
百人島は敷地全体の大きさは決まっていますが、それぞれの敷地の大きさは決まっていません!みんなで敷地のかたちから大きさまで全て考えます。
1番大事なことは具体的な生活を考えることです!曖昧なものではなく、そこでしかできない体験ができるような建築や空間体験ができる場所を島の中につくることが大切なことですと先生方がアドバイスをくださいました。
早速グループごとにスケッチを1/40の敷地にかいてみると、子どもたちは自由な発想でたくさんの場面をイラストにしていました。トレーシングペーパを使い敷地を移しながら考えて場面を想像しながら具体的な案を出すことができました!
その後は各グループでスケッチした案を並べてみんなで百人島の様子を見てみました!それぞれを詳しく見てみると、専門家がたくさん集まる場所、自然がある場所など、特色のあるエリアもあれば、いろいろな場所が!!皆さん様々なアイデアを持っていました。
各グループの発表の後は、みんなでいいところと悪いところについての意見交換!後半グループでは活発に話し合いが行われていましたが、課題点としては住む家がキャンプ場みのような場所になり、このままでは一年中キャンプをしながら暮らすことになってしまうかも!?ということがあがっていました。アストリッド先生からは「ツリーハウスは本当に家としていい場所でしょうか?」というコメントもいただきました。
最後に先生方からいただいたアドバイスをもとに、もう一度グループ内で話し合いをしました。どんな建築がいいか考えるグループもあれば、住む場所について具体的な案を考えているグループも!アドバイス後は、実際の暮らす様子も考えながらイメージを膨らませることができていたと思います。
次回は今回の授業同様、各グループでのスケッチとミニ発表を行う予定です。塾生の皆さんには百人島のスケッチをお家でも進めてきてもらっています。授業中もさまざまな意見が飛び交っていたのでこれからどんな百人島になっていくのかとても楽しみです!一緒に頑張っていきましょう!!
神奈川大学 3年 棚橋美槻