[福岡]伊東子ども建築塾 第3回授業 イメージしてみよう①
5月13日(土)に行われた第3回授業の様子をお伝えします。
今回の授業は、前回選んだ動物の特徴を見つめ直し、そこから“どんなことに注目して”、“どんな建築をつくっていくのか”を言葉とスケッチで考えました。
前半は、動物と巣について特徴を分解していくためグループワークを行いました。動物については大きさ・見た目・生息地・食べ物・家族など、巣については素材・かたち・大きさ・場所・役割・過ごし方など、動物と巣の特徴をそれぞれ挙げていき、ひとつひとつ短い言葉やイラストでふせんに書き出しました。次に、特徴を書き出したふせんをグループで模造紙に同じ内容ごとに分類し、意見交換を行いました。
前回の授業ではやりたいことがぼんやりとしていた子も、特徴を分解してひとつひとつ分類しグループで共有することで、身体を動かしながら楽しく考えることができたように思います。
後半は、グループワークでピックアップした動物と巣の特徴をもとに、動物と一緒に暮らす物語のテーマやキーワードを考え、言葉やスケッチで表現しました。前半で分類した特徴の中からテーマとして注目するものを拾い出し、動物の巣のかたちをそのままいえのかたちとするのではなく、自分と動物が一緒に暮らすために必要な要素を選びとりながら考えました。
ひとりひとりの個人スケッチの時間などは集中して黙々と作業する時間となることもありますが、今回はグループみんなで意見を出し合いながら考えたので、活気ある授業となりました!
次回は、今回集めた特徴をもとに、更に詳細なストーリーやかたちをつくっていきます。
北九州市立大学 修士2年 舟津翔大 / 吉井綾美