子ども建築塾2023年度 後期第2回 “最高のロケーション”って何だろう?

2023年11月22日

11月11日(土)に行われた、後期第2回の授業の様子をお伝えします。

後期の課題が発表されてから2週間、子どもたちがワクワクした様子でスタジオへやってきました。
席に着くと本やスケッチを机に並べ、授業が始まる前からディスカッションが行われている様子!!

全員が揃い、まずは太田先生のレクチャーがありました。

各自が調べてきてくれたことをグループで共有しながら、自分たちの島だけの最高のロケーションについて考えます。

前期までは1/30のスケールで模型をつくってきましたが、後期は1/50のスケールで制作します。自分の身長を1/50のスケールに変換するとどのくらいの大きさになるかな?スケールを意識した上で、みんなのリサーチをもとに、島の敷地模型の上でスタディを行いました。

各グループで生産する食料に必要な施設とスケールを調べ、ボリュームをつくって島に乗せてみたり、お料理や調味料を作るのに必要な原材料の量を考えてみたりと実際に必要な要素を島に落とし込んでいくことで、「いただきます島」の具体的なイメージにつながり、新たな発見がたくさんありました。

また、島にどのような位置関係で施設を配置するべきか、港(輸出入が行われる船着場)を基準に倉庫やその他の施設までの動線と一緒に考えました。

最後に先生方からアドバイスがありました。

模型をつくりはじめると、一番悩むのがスケール感です。スケール感を早く身につけることで自分たちがつくりたい施設に必要な大きさや島に対する人や物の大きさへのイメージが膨らみやすくなります。まずは身近にある机や人、スタジオの大きさなどから想像しましょう!

例えば、醤油の木桶は構造的に丈夫で、2000〜3000ℓの大きな樽が工場にあるそうです。もしかしたら人が普通に住めてしまうスケールかもしれない!?などと、ヒントをいただきました。

そして、次回からは子どもたち同士のディスカッションを活発的に行なってもらえるように、スタジオもより子どもたちが話しやすい席の配置を心がけるよう、TAにもアドバイスをいただきました。

次の授業では、マスタープランをまとめていきます。
今回取り掛かりはじめたアイデアを深め、実際にどんなレストランやロケーションができるのか描いていきましょう!

3週間後の第4回授業は、中間発表です。
みんなのアイデアが詰まった世界に一つだけの島をつくれるよう、頑張っていきましょう!

日本大学 3年 大村真生