子ども建築塾2024年度 後期第6回 つくりながら考える「アイデアの確認と更新」
皆さんこんにちは!
今回は2025年1月18日(土)に行われた、後期第6回授業の様子をお伝えします。
新年を迎えて1ヶ月ぶりの授業。久しぶりの授業に少し緊張気味の子もいれば、冬休みの思い出話で盛り上がる子も。
5つの島が見渡せる教室で、今日も授業スタートです!

島をじっくりと眺め、「今日はどんな島物語をつくろう?」と創造力を膨らませる子どもたち。
そんな子どもたちへ、まず、先生たちからレクチャーがありました。
式地先生…「島のくらしを想像しよう」
食べるために働いたり、風を感じながら安らいだり。島では「どんなコトが起こるだろう?」
アストリッド先生…「カラフルでワクワクするかたちを探そう」
彫刻的なかたちって、居心地はいいのかな?
「楽しい!」ってなんだろう?
曲線や直線の組み合わせ、風景の切り取り方など、色やかたちが印象的な建築の紹介がありました。

レクチャーの後、グループ作業が始まります!
初めに、自分のアイデアをスケッチで伝えあったり、作業の役割分担をしたりしました。
「これは競争だよ!伊東さんをワクワクさせる島をつくろう!」という先生の声かけに、みんなの島づくりへの姿勢も前のめりになります。
今回は、全体的にみんなが暮らす上で重要ないえや道の配置を中心に、模型制作を進めました。

「どんな景色を見ながらお風呂に入りたいかな?」と、20人暮らしの日常風景を思い浮かべたり、
「島へ来たお客さんに、港からどのように歩いてもらおうかな?」と、道の配置や幅を考えたり…。
作業中一旦手を止めて、かがんで島をのぞいている子がいました。自分たちの点景を置くと、実際に島に立っているような視点になるので、スケール感や風景の移ろいが想像しやすくなりますね。

道が完成していき、島全体の繋がりが見えてきたところで授業は終わりに。
今回から、授業後にスタジオ開放の時間があります。早速、多くの子どもたちが時間いっぱい模型制作に励みました。

残すところ、発表会まであと3回!とにかく手を動かして作業を進めることも大切ですが、最後のゴールは自分たちの島に来てもらえるように見る人をワクワクさせる発表をすることです。
自分たちの島の1番の魅力は何だろう?
次回からは発表を意識して、島の魅力を磨くことが目標になります。
回を重ねるごとに「話し合う」ことの良さも難しさも理解してきた子どもたち。たくさん言葉を交わして互いを受け止め合う心を持つことで、自分の意見を言うことに恥ずかしがったり、緊張したりすることもなくなるといいですね!
芝浦工業大学 1年 豊蔵 瑛