子ども建築塾 前期8回「模型を完成させよう!」
皆様こんにちは。東京大学大学院太田研究室修士1年の天利竹宏です。
9月7日、残暑がまだまだ厳しい中、子ども建築塾前期8回目の授業が行われました。
前回の授業から少し間が空きましたが、夏休み中に行われた夏期合宿のおかげで子どもたちの仲もさらに深まり、とても良い雰囲気のなか、休み明け最初の授業が始まりました。今回も引き続き、それぞれの「自然のようないえ」の模型制作が進められました。この模型制作もいよいよ大詰めです。
今期は、夏休みの間に子どもたちが自由に模型をつくりに来ることのできるスタジオ開放日を設けたこともあり、この休み中にイメージをかためてきた子や、模型や添景をしっかりつくってきている子たちも多く見られました。
子どもたちの考える空間は多種多様で個性あふれるものばかりです。
その中でみんなに共通していたのは、素材や表現にこだわっているということでした。たくさんある材料や色などを選びながら、芝生の表現や水の感じなど、子どもたちの考える魅力的な空間がとても良く伝わってくる模型となってきています。なかには本物の木の枝を使っている子も!
子どもたちの作業速度は様々です。さくさくと手が動いている子もいれば、じっくりつくりながら考えている子もいます。
そんなとき、他の子の模型をみて「その窓かわいい!」とか「そういうつくり方があるんだぁ〜、ぼくも真似する!」など、子どもたち同士でお互いの模型に刺激をうけている姿がとても印象に残りました。
今回と来週のスタジオ開放日で模型制作は終了となり、次回の授業ではプレゼンボードをつくります。自分のイメージや考えている空間がちゃんと伝わるような、子どもたちらしいプレゼンボードが出来上がるのをとても楽しみにしています。