子ども建築塾 後期第1回目
皆様、こんにちは。昭和女子大学環境デザイン学科4年 鈴木ますみです。
10月21日に子ども建築塾 後期第1回目の授業が行われました。後期のテーマは「まち」。
初回は、渋谷を実際に歩き「まち」について学ぶ、渋谷の「まち探検」です。
今回のまち探検では、4つのグループに分かれ、それぞれ異なるテーマを設定しました。各グループのテーマは、「A 自然をさがす」「B まちのでこぼこ」「C みんなの集まる場所」「D タイムトラベル」です。塾生たちはグループのTA(ティーチング・アシスタント)が考えたルートが記された地図を持ち、後期からの新しいグループで自己紹介をして、早速探検に出発です。
今回は私が担当したDグループの探検の様子を少しご紹介します。
「タイムトラベル」というテーマに合わせ、渋谷山東福寺や金王神社、ヒカリエ、渋谷川など、さまざまな時間や空気が混在する渋谷を探検しました。子どもたちは自分の目で見たものを忘れないようにたくさん写真を撮り、メモをとりながら進みます。テーマだけにとらわれず、木陰で休憩していた猫や、枝豆型の実がなっている木など、色々な発見を記録に残していました。
探検中には素敵な出会いもありました。
金王神社ではガールスカウトのバザーが開かれていたのです。早速元気いっぱいの女の子たちに渋谷についてインタビューをしました。「渋谷で遊ぶ場所はどこにあるの?」「なんで神社でバザーをやっているの?」と子どもたちの素朴な質問からお話は広がっていきました。
またバザーを見に来た近所の方にもインタビューしました。自分の感じた渋谷と、出会った方に聞いた渋谷にはちょっとした違いもあったようです。この違いを発見することも、このまち探検の授業での大切なことでしょう。
探検終了後、子どもたちにはこれから考える建物のお題のくじ引きを行いました。その建物はどういう使われ方をしているか、どんな人が使うかなど、ヒントが書かれています。書かれた言葉から子どもたちの色んなアイディアが広がっていきます。どんなアイディアが出てくるのかとても楽しみです。
子どもたちも、私たちTAも今回のまち探検で触れたもの大切に、これからも一緒に学んでいきたいです。