子ども建築塾 前期8回「模型を完成させよう!」

2015年12月25日

みなさま、こんにちは。9月5日に恵比寿スタジオにて行われた、前期8回目の授業の様子をお伝えします。
夏の大三島合宿とスタジオ開放日をはさんで夏休み明け最初の授業日となった今回は、最後の模型制作日。これまで頑張ってつくり上げてきた模型を完成させるため、早くから子どもたちが集まりました。
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授業の最初に、アストリッド先生からのアドバイスがありました。
「模型づくりは今回が最後だから、新しく何かをつくるのではなくて、動物やみんながどうやってくらすのか、どうやって遊ぶのかを考えてみよう。そして模型の中に自分や動物の添景を入れてみて、どんな空間か表現してみよう。」さらに発表へ向けて「みんなに発表するとき、模型を使って、どこで何をするのか、具体的に分かりやすくなるように工夫してみよう。カラフルにすると楽しそうで伝わりやすくなるよ!」
アドバイスを受け、子どもたちは模型づくりを再開します。
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中間発表で発表した「動物たちがくらすいえ」をもとに考え始めた「動物たちと一緒にくらすいえ」。この課題において、人と動物は、いえでペットとすごすような関係ではなく、一緒に遊んだり、一緒にごはんを食べたり、一緒に寝たり、友達や家族のような関係です。いつもと違った状況を考えるのは子どもたちにとっても難しいようで、これまで頭を悩ませてきました。
模型づくりが最後となった今回もまだまだ考えはつきない様子で、大きな部材にカラースプレーで色を塗ったり、空間内部をつくりこんだり、模型づくりはつづきます。
今年の模型は大きなものが多く、子どもたちも大変そうです。
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アストリッド先生はテーブルを回りながら、一人一人にアドバイスをしていきます。
「カラフルで楽しそうだね!」「そんなにリアルに考えなくても大丈夫だよ。」「友達も呼ぶなら、友達も模型に入れるといいね!」
アドバイスをもらった子どもたちは模型に手を加えたり、悩んだり。時には厳しいアドバイスもありますが、作品を客観的に見て良いものにしていく大事な機会です。
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残り時間が30分となったところで、スタッフの方が「みんな、模型は完成したかな?」と声をかけますが、挙がった手はちらほら・・・まだまだ満足のいくものにはなっていない様子です。
ここで、模型に人を入れる時間をとりました。紙に書いた絵を切って模型に入れていくのですが、これも大事な作業。その空間が人や動物にとってどんな大きさなのか、何をする場所なのかということが、伝わりやすくなります。途中でアストリッド先生から注意されました。「黒や鉛筆はダメ、ペンで大きく描いて!小さく描いても表情がわからないし、みんなに見えないから!」・・・アリを選んだ子は困った様子でした。
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次回は発表へ向けて、今までのアイデアをまとめたプレゼンボードをつくります。
「もっと模型をつくりたい」という気持ちもあるかもしれませんが、これまで一生懸命考えてきた空間の魅力を伝えるには、プレゼンテーションも大切です。
みんなにうまく伝えられるようにがんばってつくりましょう!

子ども建築塾TA 坂田