大三島ライフスタイル研究所 花の植付けワークショップ

2017年05月16日

2016年度から始まった「大山祇神社参道の花道計画」、このゴールデンウィークに本格的にスタートしました。まずは「大三島みんなの家」の庭に花を植えることになり、2日間にわたって花の植付けワークショップを開催しました。

今回のアドバイザーとして、伊東建築塾の講師でもあるランドスケープデザイナーの山﨑誠子さんと大三島の自然を守る会の小澤潤さんからご指導をいただきながら楽しく作業を行いました。1日目は花を植えるための準備として、雑草抜き、土づくり、植える花の選定、花の植え方のプランニング、花のネームプレートづくりを行い、2日目に備えました。


▲雑草を抜き終えたら土づくり。元々の庭の土(真砂土)に腐葉土、栄養剤を混ぜてつくります。できた土は均してかたちを整えます。


▲近くのホームセンターへ。植える花を選びに行きました。

今回は丈夫で育てやすいマリーゴールド、ニチニチソウ、タルーベルグデージー、ナスタチウム、マリーゴールド、ブルーサルビア、ポーチュラカ、アズーロコンパクトを植えることになりました。

また、これからどのような花が咲くのかを期待させるために、花のネームプレートもつくることになりました。島で使われていた柑橘収穫用の木箱を再利用して、きれいにやすって仕上げました。

そして、選んだ花をどう植えるかプランニングしました。あまり事前に計画し過ぎず、その場で花を見てから決めていきました。配置が決定したところで、1日目の作業を終了しました。

2日目は、ワークショップ形式で「大三島の自然を守る会」のみなさんや、参道に住んでいる地元住民の方にもご参加いただき、花を植えていきました。花の植え方のコツを教わりながら順調に作業を進め、合計500株の花を植えることができました。島のみなさんにはご厚意でレンガで花壇をつくっていただいたり、今回予定になかった部分もきれいに整備していただきました。最後に清掃し、花壇周りを整え、午前中に花植えの作業が完了しました。


▲花は約20㎝~30㎝の間隔をあけて植えていきます。


▲元々植えていたミントなどのハーブは一ヶ所に集めて「ハーブゾーン」をつくりました。


▲植えた花にたっぷり水をあげます。元々庭にあったレンガを利用し、島の方がレンガの花壇をつくってくださいました。


▲今後の参道の花道計画を意識して、参道に沿って黄色系の花を並べて植えました。


▲古材を活かした素朴な味わいのネームプレート。いい感じに仕上がりました。

花を植えた直後、早速蜂や蝶々が集まってきました。今まで少し寂しい雰囲気でしたが、彩りのある明るい庭に生まれ変わりました。今回このワークショップを通して花の持つ力や人を惹きつける魅力、面白さを改めて認識し、花が参道活性化に貢献できる可能性を感じました。

午後からは今後の活動について話し合い、これからの庭づくりや、参道に花道をつくる計画とその仕組みについて考えました。「大三島の自然を守る会」のみなさんには今後もご協力いただけるとのお言葉をいただきました。

今後、秋にも花の植え替えワークショップの開催を予定しています。また参道に花道をつくる計画も展開していきますので、今から楽しみにしています。

田中裕美子


▲集合写真