子ども建築塾2022年度 前期 第9回 アイデアの表現

2022年12月27日

前期の授業も、はや9回目。次回はいよいよ「橋のいえ」の発表会です。
授業がはじまる前から、子どもたちは黙々と模型作業に取り組んでいます。

今回のレクチャーは「プレゼンテーション」について。
プレゼンテーションとは、自分のアイデアを他の人に分かりやすく伝えること。
今までどんなことを考えたか、どんなことがやりたかったのか?
皆のたくさんのアイデアが詰まったスケッチブックをさかのぼって、それぞれを短い『文章』でまとめてみましょう。



新聞のタイトルのように、聞く人を惹きつける短い題名、『キャッチコピー』を考えて、そこに説明や写真、スケッチを添えるとより伝わりやすくなり、また、『起承転結』を意識して発表する順番を決めると、分かりやすく、面白いプレゼンテーションになります。

アストリッド先生がおっしゃっていたように、マーカーペンを使ってカラフルに仕上げるのがポイントです!

準備が整ったら、実際にプレゼンの練習をしてみましょう。
発表時間は1人2分間。お家でお母さんやお父さんの前で時間を意識しながら何度も練習しておくと、本番もリズム良く発表できるようになります。

大きな声で、元気に話しましょう!

レクチャーの後は、各々スケッチブックを取り出して、文章を考えていきます。
簡潔に、人に伝わるようにまとめるって、意外と難しい。

でも、今までやってきたことを振り返るうちに、自分がしたかったこと、1番伝えたいことがはっきりしてくると、言葉や写真、スケッチを自ら取捨選択、工夫してまとめることができました。

「何を伝えたいか」を意識して、ペンだけでなくテープなどを使ってデコレーションしたり、逆にあえて使う色を絞るなど、思考力と表現力の成長を強く感じました。

プレゼン準備が終わった子から、模型製作のラストスパートです!
みんな時間ぎりぎりまで一心不乱に家具や人を置いたり、植物を植えたり、「橋のいえ」で人々がいきいきと生活している様子を表現していました。

次回はいよいよ発表会です!
みんな、おうちでブラッシュアップしたスケッチブックや模型を携えて、ちょっぴり緊張してやってくることでしょう。
でも、1番大切なことは、授業の最後に伊東先生がおっしゃっていたように、『楽しく、のびのびと』自分の素晴らしい作品を発表することです。

みなさんの発表を楽しみにしています!

芝浦工業大学3年 大村航平