子ども建築塾 前期第9回「アイデアをまとめよう!」

2017年09月12日

みなさん、こんにちは。暑さの中にも秋の訪れを感じられる頃となりましたが、いかがお過ごしでしょうか?9月9日に行われた子ども建築塾前期第9回の授業の様子をお伝えします。

今回の授業では、次回の発表会に向けてプレゼンボードづくりを行いました。これまで考えてきたことを他の人にも伝えるため、大きな画用紙に絵を描いたり、つくってきた模型の写真を貼って、自分のアイデアを分かりやすくまとめます。

授業の始めにアストリッド先生から、「模型の写真は、自分が模型に入り込んだような気持ちになって撮るんだよ」、「プレゼンボードはとにかくカラフルに!遠くから見ても伝わるように楽しいのをつくってね!」などとアドバイスをいただきました。

授業では、まずグループごとにプレゼンボード用の模型写真の撮影を行いました。自分が一番見てほしい場所はどこなのか?そこでは誰が何をして過ごしているのか?これまでの授業を振り返りながら、さまざまな角度で何枚も写真を撮りました。カメラを模型に入り込ませて写真を撮ることで、自分が模型に入り込んだかのように感じられ、改めて自分が考えてきた「みんなの家」を見つめ直せたのではないでしょうか。

写真を撮り終えたら、次はレイアウトです。スケッチや写真を画用紙の上でどう配置したらよいか。どこにタイトルや説明文を書こうか。どう見せたら他の人に伝わりやすいか、TAのお兄さんお姉さんと一緒に悩みながら、真剣に考えました。カラフルで、文字は大きめにして、時々遠くから眺めながら、見やすいプレゼンボードになっているかを確認します。

また、プレゼンテーションでは、伝わりやすいタイトルやキャッチコピーがとても重要です。自分の作品にふさわしいタイトルは何か、どんなキャッチコピーなら自分の作品のことを伝えられるか。なかなかいい言葉が浮かばず、長く悩んでしまう子もいましたが、アストリッド先生やTAと相談しながらじっくり考えました。

さて、早いもので次回はもう発表会です。これまでの課題に比べて今回は一段と難しく、苦戦した子も多かったように感じます。それにも関わらず、一生懸命手を動かし、トライアンドエラーで課題に取り組む子どもたちの、ここ何回かの授業での伸びには大変驚かされました。今回の授業では、時間が足りず、最後の仕上げが残ってしまった子もいましたが、次回どのようなプレゼンボードを見せてくれるのかとても楽しみです。最後の発表は自分たちが半年間考えてきた「みんなの家」を、自信を持って元気よく発表してほしいと思います。子どもたちがどんな「みんなの家」を発表してくれるのか、今からとても楽しみですね。

宇都宮大学修士1年 髙橋広野