ブログ: 公開講座

5月29日、伊東建築塾恵比寿スタジオにて、本年度第1回目の公開講座が開催されました。今年度の公開講座を貫くキーワードは「何だろう」。各回様々な分野から講師を迎え、子ども(小学生高学年程度)でも理解できる明快な言葉で各分野の本質について語っていただこうと企画しております。そのような趣旨を踏まえ、今年度の公開講座では、子ども建築塾メンバーにも参加していただきます。2021年度の公開講座の場が、子どもから大人まで多様な人々を交えた議論の機会となることにスタッフ一同期待を寄せております。

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2021年4月26日、コロナ禍により延期されていた2020年度第6回目公開講座が開催されました。今回の講座は、本塾が2011年以来行ってきた愛媛県今治市に位置する大三島での活動報告を主旨としています。島の状況を長年追ってきたメンバーとして、みんなの家スタッフとして活躍されてきた関戸沙里さん、神奈川県三浦郡葉山町の事務所と大三島を行き来しつつ島での各種プロジェクトに携わって来られた近藤奈々子さんを講師に迎えての講座となりました。

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2021年4月17日、コロナ禍により延期されていた2020年度第5回目公開講座が、建築家でくまもとアートポリス(KAP)アドバイザーの桂英昭さん、建築家の千葉学さん、建築家の岡野道子さんをお招きして開催されました。御三方とも、「建築家は災害を経た地域に対してどのようなお手伝いができるのか?」という問いに向き合い、様々な実践に携わってこられました。今回の講座では、2016年の熊本地震後の実戦例として、桂さんからはKAPアドバイザーとして応急仮設住宅と「みんなの家」を計画されたお話を、千葉さんからは各地域に公民型の「みんなの家」を設計されたお話を、岡野さんからは被災後の生活の中で生まれるコミュニティやその継続性についてのお話をお伺いしました。

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第4回公開講座『公共建築の役割』(講師:東北大学/小野田泰明さん、くまもとアートポリスアドバイザー/曽我部昌史さん)

10月3日、東北大学教授・建築計画者の小野田泰明さん、神奈川大学教授・建築家でくまもとアートポリス(KAP)アドバイザーの曽我部昌史さんをお招きして、伊東塾恵比寿スタジオでの対面とウェビナーとの併用形式にて、第4回公開講座が開催されました。小野田さんは行政と建築の橋渡し役として多数の公共建築プロジェクトに携わってきた経験、曽我部さんはKAPアドバイザーとして公共建築のコンペティション審査員を務めてきた経歴を、それぞれお持ちです。今回の講座では、お二人の活動に関するお話を踏まえて、地域や社会における公共建築の役割や、公共建築プロジェクトを通して建築家が地域の未来に与えうる良い影響について、活発な議論が行われました。

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8月23日、新型コロナウイルスによる混乱と猛暑日が連日の話題となる中、伊東塾恵比寿スタジオでの対面とウェビナーとの併用形式にて、第3回公開講座が開催されました。今回の講師は、日産自動車株式会社モビリティサービス部でご活躍されている三好健宏さんです。三好さんは、現在、”自動運転のその先を創造する”をミッションとして、新たなモビリティサービスの社会実装を目指しご活動されています。さらに、伊東塾が長年取り組んできた大三島でのプロジェクトにも、現在進行形で参画して頂いています。今回の講座では、三好さんが取り組まれてきた「新しいモビリティと社会」に関連する話題について、基本的な問題の枠組みから実践例に至るまで、幅広い内容をご提供いただきました。

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7月25日、子どもの感性や理性を育むデザインワークショップ事業「コドモチョウナイカイ」を主宰されている建築家の式地香織さん、巣鴨・大塚でシェアハウス/シェアオフィス「RYOZAN PARK」の企画運営をされている竹沢徳剛さんを講師にお招きして、本年度第2回目の公開講座が開催されました。

“ウィズコロナ”時代の新たな都市や社会のあり方が模索されつつある昨今の状況も踏まえつつ、子どものためのデザイン教育・都市での職住形態を取り巻く野心的な取り組みを通して、これからの人々の繋がりのあり方を考える回となりました。 > 続きを読む

6月27日、前回の『オンライン座談会』の続編として、伊東豊雄塾長が講師を務める公開講座が開催されました。今回は、時世を反映して、ウェビナーとソーシャルディスタンシングによる会場での講座とを併用して行われました。前回の講座では、コロナ禍におかれる現代社会のあり方が議論されましたが、今回のテーマは「アフターコロナ」。現在の時勢を踏まえ、伊東塾長の建築家としての経験や多分野の論客の思索を絡めながら、2020年度の本塾公開講座及び塾生講座のパースペクティブについてお話ししました。

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2020年5月16日、新型コロナウイルス蔓延に伴う家ごもり生活が世界中で続く中、本年度第1回目の公開講座が行われました。今回は、時世を反映して、伊東建築塾初のオンラインウェビナーを活用した講座となりました。
今年度の公開講座の年間テーマは「私達は現代社会をどう生きるか」。初回となる今回は、コロナ禍におかれる現代社会に対する伊東塾長の問題提起に対する、伊東史子さん(デザインマネジメント・ジュエリー職人)、川上純子さん(翻訳者・編集者)、 柳澤潤さん(建築家)の応答と、ウェビナー参加者も交えたディスカッションが行われました。

伊東塾長による問題提起: “コロナウイルス収束後の社会は変わるか

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2月8日、島根県邑南町(おおなんちょう)の町役場で“グルメ戦略”の地域おこしに取り組まれている公務員の寺本英仁さんをお招きし、2019年度最後の公開講座が開催されました。
邑南町は、寺本さんの活動を一つのきっかけとして、全国からの移住者が増加している、”地域おこし”の先進地域です。今回の講座では、寺本さんの活動の中から、地産地消のレストランや「食の学校」の立ち上げ、「A級グルメのまち」推進事業について、お話を伺いました。

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2019年11月23日、人材育成を通して地域の新しい暮らし方を実現する「株式会社RELATION」の代表を務めておられる祁答院弘智さんをお迎えして、今年度4回目の会員講座を開催しました。今回の講座では、地域滞在型人材育成・起業家育成プログラムである「神山塾」の活動を中心に、“地域と世代を超えた地域交流の場を創出し、地域から世界をつなげる人材の育成と、地域から世界に発信できる価値”を創造し、“地域の新しい暮らし方、新しい働き方の実現”を目指す祁答院さんのビジョンについてお話を伺いました。


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