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みなさん、こんにちは。2018年5月26日に行われた子ども建築塾前期第4回の授業についてお伝えします。

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6月2日、2018年度最初の会員公開講座が開かれ、塾長の伊東豊雄が講演を行いました。伊東塾長が建築をつくる際に大切にしている哲学について、「内なる自然」というキーワードを元に6つに分けてお話ししました。

1.空虚な中心を巡る
伊東塾長にとっての「内なる自然」とは何なのか。その問いの答えに近づくための第一歩として、伊東塾長は、ロラン・バルトの日本論から「東京は空虚な中心を持っている」という部分を引用しました。これは、誰も近づくことのできない皇居を中心として発展している東京のまちを表した言葉です。伊東塾長は、この環境を自身が生まれ育った長野県諏訪湖のほとりにも見出し、諏訪湖周辺について「湖という空虚な中心によって守られている」場所であることを強調されます。そして、伊東塾長のお話は、学生時代の回想へと続きます。冬には、凍った湖面をスケートで突っ切り登校し、冬の湖面すれすれに現れる水平虹に心を奪われていたといいます。小学校時代や中学校時代の先生との思い出話にも花が咲きます。特に、近年まで交流があった中学時代の熱血漢の先生からは、もっとリーダーシップをとり外向的に行動するようにと叱咤激励されていたそうです。伊東塾長は、当時の伊東少年に顕著に見られた「内向性」が「内なる自然」というものに繋がっていたのではないかと分析しています。

次に伊東塾長は、「内と外」という設計思想と自作との関係性について説明しました。その始まりは、事務所開設時にあった内壁面が真っ黒に塗られた倉庫です。伊東塾長はこの箱に、「瞑想の箱」という名前をつけ、倉庫内で「胎内回帰」と称した瞑想を一人で行なっていたそうです。1993年にできた『下諏訪町立諏訪湖博物館』では、水平虹にインスパイアされて、湖からはコンクリートで閉ざされているが、建物の曲線によって「外と内」が「表(人がたまる)と裏(人が通り抜ける)」という関係性を示すような設計を目指しました。この考え方は、伊東塾長の設計思想に常に存在しているそうです。


瞑想の箱

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みなさん、こんにちは。2018年5月12日に行われた子ども建築塾前期第3回の授業の様子をお伝えします。

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みなさん、こんにちは。2018年4月28日に行われた子ども建築塾前期第2回の授業についてお伝えします。

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7月14日、ココ・ファーム・ワイナリーの専務を務める池上知恵子さんを講師に迎え、第3回会員公開講座が行われました。「楽しいワインづくりを目指して」と題して、ワインづくりの工程や魅力についてお話しいただきました。

ワインとは
“VINE”と“WINE”という言葉のお話から始まりました。一文字違いのこの二つの英単語の意味は、VINEが葡萄(の木)、WINEはワインという意味です。つまり、葡萄からできるのがワインなのです。
さて、日本でワインをつくる場合に最低限必要な3つのものをご存知でしょうか。
それは、容器(バケツ)、葡萄、果実酒製造免許です。ワインは、最低限バケツと葡萄があればできるそうです。

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皆さん、こんにちは。
今年で7年目になる子ども建築塾、2018年度前期「いえ」の授業が4月8日にスタートしました!

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大変盛り上がった、2018年3月10日に行われた子ども建築塾の公開発表会。

本ブログでは後半の様子をお伝えします。

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2018年3月10日、子ども建築塾の一年の締めくくりとなる公開発表会が開催されました。

「7年目にしてようやくこんな授業ができた。」
塾の立ち上げ時から長らく講師を務めている建築家の太田浩史先生が、そう最後に感嘆のコメントを口にしました。
昨年度まで塾の助手を務め、建築教育の研究者である田口純子さんも、「来年度の塾の案内にぜひ載せてほしい。」と、ある印象深い子どもの発言に共鳴しました。
講師陣からこのような声のあがった今回の発表会、何が彼らにそう言わせたのか、当日の様子を振り返ってみたいと思います。

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みなさん、こんにちは。工学院大学大学院修士2年の関野雄介です。
2月24日に行われた子ども建築塾の授業についてお伝えします。
この日は、発表会前の最後の授業ということもあってか、子どもたちはスタジオに到着すると、すぐに宿題で描いてきたプレゼンボードを机に広げて、それぞれが黙々と取り組み始めるところからスタートしました。


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みなさま、こんにちは。2月17日に行われた第9回の授業の様子をお伝えします。
第6回の授業から続いていた本番模型の制作にひとまず区切りをつけ、今回はいよいよ発表会に向けてプレゼンテーションの準備に取り掛かりました。先生からプレゼンテーションの手法やボード作成のポイントなどをレクチャーしていただき、子どもたち自身がプレゼンテーションとはどんなものかを考えた上で、模型写真の撮影とプレゼンボードの作成を行いました。


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