12月23日、2016年最後のレビューが行われました。一年の締めくくりであることによって、いつもに増して熱い議論が続きました。その後は忘年会も開催しました。
各チームがプロジェクトを進める際、島を中から動かすべきか?外(都市)から動かすべきか?を自分たちに問いかけながら、様々な切り口でたくさんの関係者に働きかけてきました。数ヶ月の活動を経て、思うような変化を感じられない中、今の状況を打破するために、我々は何をすべきかと熱い議論がありました。
移住者を増やすために、都市部でのアプローチが必要ではないか、島に住んでいる方にとって本当に望んでいる活動なのか、自分たちが楽しそうに活動していると人が集まってくるではないか、など講師のみなさんから熱い言葉の数々。何のためにプロジェクトを進めているのかという根本的な議論は、塾生が個々にもやもやしていた部分を刺激し、少しすっきりしたという塾生の声もその後の忘年会で聞こえました。
さて、各チームの活動報告です。
ガイドブックチーム
将来の大三島はこうなる!大三島の未来新聞のコンセプトとデザイン案を発表しました。発行日は3年後という未来の日付けに設定するのはどうか、と伊東塾長から提案していただきました。また、バイリンガルで発行する予定のため、フリーペーパーの名前は外国人観光客にも覚えやすい「OH! MY SHIMA(おお!まいしま)」にしました。日本語で言うと、「私の誇りに思う島」という意味も含まれているようです。デザインは青焼きをイメージし、建築らしさや臨場感を出します。「未来新聞は内容が肝心!」と講師の遠山正道さんからコメントをいただいたので、これからは各チームとコミニケーションを取りながら、内容を検討していきます。
「OH! MY SHIMA」創刊号のデザイン案
ブランディングチーム
ブランディングチームを中心に企画した「大三島イノシシを丸ごと食す、小さな会。」は昨年11月27日に恵比寿スタジオで行いました。今回はフードコーディネーターの美才治真澄さんをお招きし、イノシシ肉を使った様々な料理をつくっていただき、さらに、「しまなみイノシシ活用隊」の代表の渡邉秀典さんがイノシシの解体ショーも行いました。今回のイベントはレストランのシェフや編集者などに絞って開催しましたが、反響がとても良く、イノシシ肉の注文が殺到しているようです。
「大三島イノシシを丸ごと食す、小さな会。」の開催風景
ブランディングチームの中では、伯方の塩を使ったサンドイッチの開発の提案などの活動も継続しています。島だけでなく、外からも発信したほうがより効果的ではないかとアドバイスをいただきました。若い人に向けた情報発信など、更なる工夫をして進めていきます。
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2016年内最後の公開講座は、島根県中山間地域研究センター研究統括監・島根県立大学連携大学院教授の藤山浩さんにお越しいただきました。著書『田園回帰1%戦略』でも語られている地方の魅力とこれからの地域づくりについて、人口・経済の二点からお話しいただきました。
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みなさん、こんにちは。
外はすっかり寒くなり、冬本番になってきました。2016年12月10日に行われた後期第4回の授業では、前回の授業に引き続き、練習模型の制作を行いました。1/50の敷地模型の上に、子どもたちが思い描く「まち」の模型をつくっていきます。
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みなさま、こんにちは。昨年11月26日に行われた子ども建築塾後期第3回の授業の様子をお伝えします。
12月が近づき、気温もどんどん下がり外も寒くなってきましたが、この日も子どもたちは元気に制作に取り組んでいました。
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11月20日、塾生講座第6回目のレビューが行われました。今回は今までの発表形式ではなく、全体でディスカッションを行いました。各チーム同士の情報共有や、伊東建築塾の大三島での活動、各チームの活動の目的を改めて議論し合うこととなりました。
レビューの最初にTokyo Design Weekの報告がありました。伊東建築塾のブースは大変好評だったようで、ブランディングチームを中心に取り組んでいた「建築みくじ」が700枚も売れたそうです。その他にも大三島から届いたみかんやジュースなどの加工品をたくさんお買い求めいただきました。
Tokyo Design Week 2016 伊東建築塾のブース
ガイドブックチーム
既存の《大三島ナビゲーター》を超えるガイドブックをつくるのは時間的に難しいため、新しい切り口で1つのテーマを深く掘り下げたフリーペーパーをつくることを検討しています。二ヶ月に一度のペースで発行し、それらをまとめると今までにないガイドブックができる、という仕組みです。また「島でこういうことをする」という理想や目標を既に実現されたものとして紙面で発表していき、島の人びとに島の未来像について考えてもらうきっかけをつくっていくことになりました。
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みなさま、こんにちは。今回は11月13日に行われた子ども建築塾後期第2回の授業の様子をお伝えします。
前回はランドスケープデザイナーの山﨑誠子さんとともにまち探検に出かけました。その際にまちで発見したものについて、授業の最初に発表を行いました。
まずはグループ内で大きな画用紙に子どもたちが発見したものをまとめていきます。
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5月14日、2016年度最初の会員公開講座が開かれ、塾長の伊東豊雄が講演を行いました。「建築を建てるということ」をテーマに、伊東塾長の幼少期の原体験から、昨年行われた新国立競技場設計コンペまで、さまざまな内容を含んだ講演会でした。
桜の下で花見をする
桜の下で花見をする。このイメージが伊東塾長の建築に通底する根源的なものであるという話から講演は始まりました。1本の桜の木を中心に力が広がり、3本の木が集まることで場が生まれ、そこで花見をする。そうした桜の木々の間に巡らされた、取り除くだけで元の場所に戻っていく膜のようなものが最も素晴らしい建築であると述べます。
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弘前の朝のひんやりとした心地の良い空気に包まれて、発表会当日を迎えました。
2016年10月9日、モダニズム建築の巨匠、前川國男が設計した弘前市民会館で、第4回目の「こども・まちづくり塾」が行われました。二週間にわたり開催された「こども・まちづくり塾」も今日の発表会が最終日となります。
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みなさま、こんにちは。
HIROSAKI DESIGN WEEK「こども・まちづくり塾」第3回目の様子をお伝えします。あいにくの雨で寒い1日でしたが、子どもたちのまちに対する熱意によって会場内は暖かく感じました。この日は、模型制作、プレゼンテーションボードの完成、明日の発表会に向けての練習と、3つもやらなければいけないことがあり、私は全て終わらせられるのか少し不安になりました。しかし、子どもたちの弘前に対する思いはどんどんかたちになっていき、模型やプレゼンテーションボードから溢れんばかりの思いを発表しきれるかという不安に変わりました。
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みなさま、こんにちは。
10月2日に行われた、第2回目の「こども・まちづくり塾」の様子をお伝えします。今回から新たな参加者として弘前工業高校の高校生、TAとして弘前大学の学生という心強い仲間が加わりました。10時からのスタートでしたが、30分前から会場に着いて、張り切ってまちづくり塾に参加してくれた中学生もいました。
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