2016年4月14日

会員公開講座 山崎亮「地域の人びとと一緒につくる明日の暮らし」

Filed under: ブログ — タグ: — itojuku @ 5:52 PM

2015年9月12日、恵比寿スタジオにて会員公開講座が行われました。今回お招きしたのはコミュニティデザイナーの山崎亮さんです。伊東塾長は、山崎さんの手法はこれからの公共建築でも広がっていくべきやり方だと言います。今回、山崎さんはこれまでに関わってきたさまざまなプロジェクトの事例を紹介して下さいました。その中からいくつかご紹介させていただきます。
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最初に山崎さんは、今日の一言として「早く行きたいなら一人で行きなさい。遠くまで行きたいならみんなで行きなさい」ということわざを紹介しました。まちづくりにあたっては、みんなで知恵を出し合って時間をかけて決めてゆき、そのうちにお互いのことを分かっていく、というプロセスが大事だと言います。一人で物事を構築する方が効率的で意思決定も早いかもしれませんが、持続的な地域づくりをするためにはこちらの方が可能性があると山崎さんは感じています。
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2016年2月16日

会員公開講座 寺谷誠一郎「日本の原風景に磨きをかけ、過疎地を観光地に」

Filed under: ブログ — タグ: — itojuku @ 2:57 PM

7月26日、恵比寿スタジオにて会員公開講座が行われました。
今回講師としてお招きしたのは、鳥取県智頭町長を務めていらっしゃる寺谷誠一郎さんです。寺谷町長は少子高齢化に悩まされていた智頭町をいかにして観光地として盛り上げていったか、ご自身の体験を語って下さいました。
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日本は「ニセモノの国」だと感じる、という話からレクチャーが始まりました。きっかけは東日本大震災でした。日本が一大事ということですから、日本のトップである総理大臣は的確な指示をしなければなりません。しかし、実際はヘリコプターで現場まで赴いたときに、指示命令の椅子には誰も座っていなかったということになります。そのようなことがあっていいのでしょうか。学者や企業も同様に「ニセモノ」だと感じられました。すると、私たちは一体何を信じて生きていけばいいのでしょう。 (more…)

2015年12月21日

会員公開講座 伊東豊雄「都市を向いた建築の時代は終わった」

Filed under: ブログ — タグ: — itojuku @ 3:57 PM

5月9日、恵比寿スタジオにて今年度初回の会員公開講座が開かれました。今回は伊東豊雄塾長による講義で、開講式を兼ねています。近代主義思想を諦め、心の豊かさを求める思想へ転換していくことの必要性を訴えました。
伊東塾長にとって、今までずっと東京という都市が、自身の建築のイメージの源泉となってきました。ところが、21世紀の東京は急速に魅力を失っていると感じています。それは一体なぜか、という話から講義が始まりました。
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2015年4月15日

公開講座 中村桂子「人間は生きものという視点でつくる社会」

Filed under: ブログ — タグ: — itojuku @ 8:53 PM

2015年3月14日、恵比寿スタジオにて会員公開講座が開かれました。今回講師としてお招きしたのは、JT生命誌研究館館長の中村桂子さんです。中村さんは、はじめに「人間は自然の一部である」ということを主張した上で、社会は、そして人間はどう在るべきか、というお話をして下さいました。
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2015年1月8日

会員公開講座 中沢新一「野生の思考を求めて」

Filed under: ブログ — タグ: — itojuku @ 9:08 AM

2014年10月11日、恵比寿スタジオにて会員公開講座が行われました。今回、講師としてお招きしたのは思想家・人類学者の中沢新一さんです。テーマは「野生の思考を求めて」。この「野生の思考」というフレーズは、今年度の会員公開講座全体のテーマとしても掲げられています。

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2014年8月21日

会員公開講座 藤森照信「縄文のこころと建築」

Filed under: ブログ — タグ: — itojuku @ 5:32 PM

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7月12日、代々木八幡区民会館にて、今年度2回目の会員公開講座「縄文のこころと建築」が行われました。今回、講師としてお招きしたのは、建築家・建築史家の藤森照信さん。藤森さんが建築史家としてこれまで見てきた建築と、建築家として設計してきた作品を取り上げながら、ご自身のルーツである「縄文のこころ」についてお話しいただきました。 (more…)

2014年6月15日

会員公開講座 渡辺謙+安藤竜司『気仙沼復興への想い』

Filed under: ブログ — タグ: — itojuku @ 7:18 PM

昨年度開催するはずだった会員公開講座『気仙沼復興への想い』は、今年2月に日本列島を襲った大雪のため延期となっていましたが、念願叶って、5月11日恵比寿スタジオにて開催されました。今回講師にお招きしたのは、俳優の渡辺謙さんと、宮城県気仙沼市の「磯屋水産」社長を務める安藤竜司さんです。

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2014年6月5日

会員公開講座 伊東豊雄「渡る世間は壁ばかり」

Filed under: ブログ — タグ: — itojuku @ 3:42 PM

5月17日、恵比寿スタジオにて2014年度第1回会員公開講座「渡る世間は壁ばかり」が開催されました。今回は今年度会員公開講座の開講式も兼ねており、伊東塾長が自ら講師を務めました。

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導入として、安部公房の『』が紹介され、壁が何のためにつくられるのか、というお話になりました。壁は仕切るためでなく、位置の固定のためにある。それは精神の死に繋がる。それでも壁をつくる意味はどこにあるのか。そして壁を越えるためにはどうすれば良いのか。そういった全体のテーマを、様々な壁を通して考えていきます。 (more…)

2014年3月1日

会員公開講座 平田晃久+山下保博「新しい集住体と暮らし方」

Filed under: ブログ — タグ: — itojuku @ 10:45 AM

2014年最初の公開講座が、2月15日恵比寿スタジオにて開催されました。前日には関東甲信地方に今季2度目の記録的な大雪が降り積もり、この日も足元が大変悪かったにもかかわらず、講師のお二方はもちろん、多数の会員の方にご参加いただいたことを感謝しております。

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この日の公開講座は、釜石で一昨年の11月から行われている「かまいし未来のまちプロジェクト」の災害復興公営住宅のプロポーザルにて最優秀者として選定された、建築家の平田晃久さんと山下保博さんにお越しいただきました。しかし残念なことに、この2つの公営住宅の計画、現在はほぼ御破算になりかけているそうです。そのことも踏まえ、お二方には被災地で設計をするということ、それにともなう諸問題など、実際に経験したからこそ感じられた様々な想いを語っていただきました。 (more…)

2014年1月20日

特別講座 長谷川祐子「アートと建築の関係を考える」

Filed under: ブログ — タグ: — itojuku @ 5:58 PM

2013年11月30日、会員公開講座の番外編となる特別講座を恵比寿スタジオにて開催しました。今回お越しいただいたのは、キュレーターの長谷川祐子さん。日々世界を飛び回って仕事をされる、世界でも有数のキュレーターです。その多忙なスケジュールの合間を縫って、2012年からお願いしていた講演が今回晴れて実現の運びとなりました。

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