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皆様こんにちは。東京大学生産技術研究所、村松研究室博士課程の田口純子です。
2012年春より、子ども建築塾のTA(ティーチング・アシスタント)をつとめる大学院生を中心に、講師・スタッフ等、有志のメンバーで「こどもけんちく研究会(KidsArchEdu Research Unit: KAERU)」を実施しています。小さな研究会ではありますが、国内外における、建築教育・まち(環境)教育の事例紹介を中心に、研究会メンバーやゲストが発表を行ってきました。
「KAERUコラム」では、研究会の発表内容から、選りすぐりのものを記事にして、皆様にお届けします。不定期連載となりますが、お楽しみ頂ければ幸いです。
*「KAERUコラム」は伊東建築塾ブログ>こどもけんちく研究会よりご覧いただけます。
4月20日に「日本一美しい島・大三島で暮らすプロジェクト」の今年度初のミーティングを行いました。
昨年度は、ブログではお伝えすることができませんでしたが、実は昨年度の7月末から、16回のミーティングを重ねていたのです。なので、今回が通算17回目のミーティングとなります。今年度は、現地に視察に行った際や、プロジェクトが進展していくときには、できるだけ活動をお伝えしていきたいと思います。
今回のミーティングは、今年度最初のミーティングということもあり、オリエンテーションとして、今後のスケジュール、活動内容や、方向性の共有、また、動き出しそうなプロジェクトについて話し合いました。今年度もプロジェクトメンバー一同、大三島のために精一杯がんばります!
長塚 幸助
現在、今治市伊東豊雄建築ミュージアムにて開催中の展覧会「これからの建築を考える」の展示作品が追加されました。
スティールハットの最後の展示スペースとなるサロンでは、仙台市宮城野区や釜石市の商店街など、東北各地に広まりつつある「みんなの家」プロジェクトの現状を展示しています。今回、「みんなの家」を設計した建築家のご協力をいただき、新たな展示作品が加わりましたので、ご紹介いたします。
2月26日の伊東建築塾は、アーキグラムの活動などで世界的に有名な建築家のピーター・クック氏を講師としてお招きし、特別講義を開催しました。ピーター・クック氏の講演ともなれば、通常でしたら大きなホールが一杯になるほどの人気だと思います。今回のように小さなスケールでピーター・クック氏のお話をうかがえる機会は、滅多にないことでしょう。それに見合うように参加者側も、伊東塾長を始め、長谷川逸子さん、小嶋一浩さん、妹島和世さん、西沢立衛さん、手塚貴晴さん、難波和彦さんなどそうそうたる顔ぶれで、そのような貴重な場に居合わせることが出来たことを非常に嬉しく思います。
2月23日の講座Bは、テキスタイルコーディネーター・デザイナーである安東陽子氏を講師にお招きし、「建築はどのようにつくられるか|特別講義」を開催いたしました。
伊東豊雄建築設計事務所では、ほとんどの建築で安東さんにテキスタイルのお仕事を頼まれているそうです。冒頭で伊東塾長から、テキスタイルデザイナーはプロジェクトに関係なくデザインをする人も多いが、安東さんは特定のプロジェクトに相応しいデザインを仕上げてくれる貴重な人、とご紹介がありました。
2月24日、今年度最後となる講座Aは、写真家の畠山直哉氏を講師にお招きして開催しました。畠山さんは岩手県陸前高田市のご出身。伊東塾長がコミッショナーを務めた第13回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館では、畠山さんの撮影した「みんなの家」を中心とする震災前後の陸前高田の姿が展示され、そして見事金獅子賞の座を射止めたことは記憶に新しいでしょう。震災から間もなく2年が経ち、そしてビエンナーレの帰国展も開催されているこの時期に畠山さんのお話を伺えるのはとても貴重な機会であったと思います。