3月9日に行われた講座Bは、いつもの伊東建築塾神谷町スタジオを飛び出し、東京都八王子市にある多摩美術大学八王子キャンパスへと足を伸ばしました。2月22日の講座で解説していただいた、伊東豊雄建築設計事務所の実作である多摩美術大学図書館の現地見学会です。講義の内容を踏まえつつ、それがどのような形となって実現しているのか、建築はどのようにつくられるかを、実際の建築を通して感じることの出来る重要な機会です。普段の講座はスタジオでのレクチャーが主ですが、それらのお話が貴重で大変興味深いものである一方、このように実物に触れて考えるということが、やはり建築に関わる者にとっては非常に大切だと感じます。
ブログ
2月22日に伊東建築塾神谷町スタジオにて開催された講座Bは、3月上旬に見学を予定している多摩美術大学図書館についてのレクチャーです。2007年に竣工したこの図書館は、多摩美術大学70周年の記念シンボルという形で計画されました。基本的な考えとしては学内コミュニティあるいは周辺地域との交流促進を掲げ、その他に感性をいかに磨くか、多様な活動にいかにフレキシブルに対応するか、また多摩丘陵の一端という起伏に富んだ地形条件をどう導くか、などをテーマとして設計されました。
今回は伊東建築設計事務所の東建男さん、庵原義隆さんを講師としてお招きし、構想から設計、建設そして実際に使われるところまで、建築が実際にどのようにして出来上がっていくのかをお話しいただきました。
こんにちは。伊東建築塾の古川です。4月も半ばを過ぎたところで、今年度の伊東建築塾が幕を開けました。
初日となった4月19日は、塾生限定講座の開講式を開催しました。平日の夜にもかかわらず、定刻の30分以上前から参加者が続々と集まりはじめ、19時を少しまわったところで開始となりました。
はじめに、塾長の伊東豊雄よりあいさつを申し上げ、伊東豊雄建築設計事務所や伊東建築塾のスタッフの紹介を行いました。
皆様こんにちは。東京大学生産技術研究所、村松研究室博士課程の田口純子です。
2012年春より、子ども建築塾のTA(ティーチング・アシスタント)をつとめる大学院生を中心に、講師・スタッフ等、有志のメンバーで「こどもけんちく研究会(KidsArchEdu Research Unit: KAERU)」を実施しています。小さな研究会ではありますが、国内外における、建築教育・まち(環境)教育の事例紹介を中心に、研究会メンバーやゲストが発表を行ってきました。
「KAERUコラム」では、研究会の発表内容から、選りすぐりのものを記事にして、皆様にお届けします。不定期連載となりますが、お楽しみ頂ければ幸いです。
*「KAERUコラム」は伊東建築塾ブログ>こどもけんちく研究会よりご覧いただけます。
4月20日に「日本一美しい島・大三島で暮らすプロジェクト」の今年度初のミーティングを行いました。
昨年度は、ブログではお伝えすることができませんでしたが、実は昨年度の7月末から、16回のミーティングを重ねていたのです。なので、今回が通算17回目のミーティングとなります。今年度は、現地に視察に行った際や、プロジェクトが進展していくときには、できるだけ活動をお伝えしていきたいと思います。
今回のミーティングは、今年度最初のミーティングということもあり、オリエンテーションとして、今後のスケジュール、活動内容や、方向性の共有、また、動き出しそうなプロジェクトについて話し合いました。今年度もプロジェクトメンバー一同、大三島のために精一杯がんばります!
長塚 幸助
現在、今治市伊東豊雄建築ミュージアムにて開催中の展覧会「これからの建築を考える」の展示作品が追加されました。
スティールハットの最後の展示スペースとなるサロンでは、仙台市宮城野区や釜石市の商店街など、東北各地に広まりつつある「みんなの家」プロジェクトの現状を展示しています。今回、「みんなの家」を設計した建築家のご協力をいただき、新たな展示作品が加わりましたので、ご紹介いたします。
2月26日の伊東建築塾は、アーキグラムの活動などで世界的に有名な建築家のピーター・クック氏を講師としてお招きし、特別講義を開催しました。ピーター・クック氏の講演ともなれば、通常でしたら大きなホールが一杯になるほどの人気だと思います。今回のように小さなスケールでピーター・クック氏のお話をうかがえる機会は、滅多にないことでしょう。それに見合うように参加者側も、伊東塾長を始め、長谷川逸子さん、小嶋一浩さん、妹島和世さん、西沢立衛さん、手塚貴晴さん、難波和彦さんなどそうそうたる顔ぶれで、そのような貴重な場に居合わせることが出来たことを非常に嬉しく思います。