7月26日、恵比寿スタジオにて会員公開講座が行われました。
今回講師としてお招きしたのは、鳥取県智頭町長を務めていらっしゃる寺谷誠一郎さんです。寺谷町長は少子高齢化に悩まされていた智頭町をいかにして観光地として盛り上げていったか、ご自身の体験を語って下さいました。
日本は「ニセモノの国」だと感じる、という話からレクチャーが始まりました。きっかけは東日本大震災でした。日本が一大事ということですから、日本のトップである総理大臣は的確な指示をしなければなりません。しかし、実際はヘリコプターで現場まで赴いたときに、指示命令の椅子には誰も座っていなかったということになります。そのようなことがあっていいのでしょうか。学者や企業も同様に「ニセモノ」だと感じられました。すると、私たちは一体何を信じて生きていけばいいのでしょう。 > 続きを読む
ブログ: 公開講座
5月9日、恵比寿スタジオにて今年度初回の会員公開講座が開かれました。今回は伊東豊雄塾長による講義で、開講式を兼ねています。近代主義思想を諦め、心の豊かさを求める思想へ転換していくことの必要性を訴えました。
伊東塾長にとって、今までずっと東京という都市が、自身の建築のイメージの源泉となってきました。ところが、21世紀の東京は急速に魅力を失っていると感じています。それは一体なぜか、という話から講義が始まりました。
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2015年3月14日、恵比寿スタジオにて会員公開講座が開かれました。今回講師としてお招きしたのは、JT生命誌研究館館長の中村桂子さんです。中村さんは、はじめに「人間は自然の一部である」ということを主張した上で、社会は、そして人間はどう在るべきか、というお話をして下さいました。
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2014年10月11日、恵比寿スタジオにて会員公開講座が行われました。今回、講師としてお招きしたのは思想家・人類学者の中沢新一さんです。テーマは「野生の思考を求めて」。この「野生の思考」というフレーズは、今年度の会員公開講座全体のテーマとしても掲げられています。
7月12日、代々木八幡区民会館にて、今年度2回目の会員公開講座「縄文のこころと建築」が行われました。今回、講師としてお招きしたのは、建築家・建築史家の藤森照信さん。藤森さんが建築史家としてこれまで見てきた建築と、建築家として設計してきた作品を取り上げながら、ご自身のルーツである「縄文のこころ」についてお話しいただきました。 > 続きを読む
昨年度開催するはずだった会員公開講座『気仙沼復興への想い』は、今年2月に日本列島を襲った大雪のため延期となっていましたが、念願叶って、5月11日恵比寿スタジオにて開催されました。今回講師にお招きしたのは、俳優の渡辺謙さんと、宮城県気仙沼市の「磯屋水産」社長を務める安藤竜司さんです。
2014年最初の公開講座が、2月15日恵比寿スタジオにて開催されました。前日には関東甲信地方に今季2度目の記録的な大雪が降り積もり、この日も足元が大変悪かったにもかかわらず、講師のお二方はもちろん、多数の会員の方にご参加いただいたことを感謝しております。
この日の公開講座は、釜石で一昨年の11月から行われている「かまいし未来のまちプロジェクト」の災害復興公営住宅のプロポーザルにて最優秀者として選定された、建築家の平田晃久さんと山下保博さんにお越しいただきました。しかし残念なことに、この2つの公営住宅の計画、現在はほぼ御破算になりかけているそうです。そのことも踏まえ、お二方には被災地で設計をするということ、それにともなう諸問題など、実際に経験したからこそ感じられた様々な想いを語っていただきました。 > 続きを読む
2013年11月30日、会員公開講座の番外編となる特別講座を恵比寿スタジオにて開催しました。今回お越しいただいたのは、キュレーターの長谷川祐子さん。日々世界を飛び回って仕事をされる、世界でも有数のキュレーターです。その多忙なスケジュールの合間を縫って、2012年からお願いしていた講演が今回晴れて実現の運びとなりました。
11月9日、今年度第4回の会員公開講座が恵比寿スタジオにて開催されました。今回は建築家・都市計画家である古市徹雄先生を講師としてお招きし、古市先生が2009年から行っているブータンでの民家調査で得た知見を中心に、被災地をはじめ、これからの日本のまちをどうしていくべきか、その手がかりとなるお話をしていただきました。