2020年6月18日

公開講座 寺本英仁さん「地域食材を切り口としたグルメ戦略」

Filed under: ブログ — タグ: — itojuku @ 1:41 PM

2月8日、島根県邑南町(おおなんちょう)の町役場で“グルメ戦略”の地域おこしに取り組まれている公務員の寺本英仁さんをお招きし、2019年度最後の公開講座が開催されました。
邑南町は、寺本さんの活動を一つのきっかけとして、全国からの移住者が増加している、”地域おこし”の先進地域です。今回の講座では、寺本さんの活動の中から、地産地消のレストランや「食の学校」の立ち上げ、「A級グルメのまち」推進事業について、お話を伺いました。

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2020年1月9日

会員公開講座 祁答院弘智さん「神山塾の10年とこれから」

Filed under: ブログ — タグ: — itojuku @ 10:33 AM

2019年11月23日、人材育成を通して地域の新しい暮らし方を実現する「株式会社RELATION」の代表を務めておられる祁答院弘智さんをお迎えして、今年度4回目の会員講座を開催しました。今回の講座では、地域滞在型人材育成・起業家育成プログラムである「神山塾」の活動を中心に、“地域と世代を超えた地域交流の場を創出し、地域から世界をつなげる人材の育成と、地域から世界に発信できる価値”を創造し、“地域の新しい暮らし方、新しい働き方の実現”を目指す祁答院さんのビジョンについてお話を伺いました。


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2019年12月17日

会員公開講座 馬場正尊さん「リノベーションスクールのまちづくり」

Filed under: ブログ — タグ: — itojuku @ 4:50 PM

2019年8月31日(土)、第3回公開講座が開催されました。皆様ご存じ、OpenA代表であり建築家の馬場正尊さんを講師としてお迎えし、たくさんの会員の方々がスタジオに詰めかけ、会場は開始前から熱気に包まれていました。
また、今回は同月5、6日に大三島で開催された建築スクール「空き家をつかって大山祇神社参道をにぎやかにしよう!」という子ども向けのワークショップにおいても馬場さんに講師を務めていただき、講座にはワークショップに参加した子どもたちと保護者、お手伝いで参加してくれた大学生もご厚意で参加させていただき、いつもとは異なった雰囲気で始まりました。


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2019年10月18日

会員公開講座 藤江和子さん「家具でつくる空間」/藤森泰司さん「藤森泰司の家具デザイン」

Filed under: ブログ — タグ: — itojuku @ 11:20 AM

2019年7月13日、伊東塾長と共同で制作を行って来られた家具デザイナーの藤江和子さん、藤森泰司さんをお迎えして、今年度2回目の公開講座が開催されました。今回は、お二方に同じ回に講義をしていただくことで、家具・建築空間・人との繋がりに関する理解を深めることが意図されています。まず、藤江和子さんからは、「建築・家具・人」という題目で、次に藤森泰司さんから「道具の先へ」という題目で、レクチャーが行われました。

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2019年6月18日

会員公開講座「大三島を『護る=創る』活動」大三島ライフスタイル研究所

Filed under: ブログ — タグ: — itojuku @ 9:32 AM

2019年5月18日、今年度最初の会員講座が開催されました。今年度より、「大三島を『護る=創る』活動」を行ってきた「大三島ライフスタイル研究所(島研)」の協力のもと、全公開講座を通して大三島の再活性化の問題を考えるという、新たな試みが開始されます。本年度、公開講座で取り組むのは、『大山祇神社参道: みんなの家とその周辺の活性化』『今治北高等学校大三島分校:継続的な活動・カリキュラムの計画』『大三島みんなのワイナリー:醸造所の建設』という3つのテーマ。初回となる今回は、島研所員の皆さんによるこれら3つのテーマについての紹介と、受講生のグループ分け・自己紹介・簡単なディスカッションが行われました。
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2019年2月19日

会員公開講座 平林聡一朗さん「VEGEO VEGECO ー宮崎発、九州の農業を守るIT時代の三河屋」

Filed under: ブログ — タグ: — itojuku @ 11:24 AM

2019年2月2日、今年度の最後を締めくくる会員講座が、宮崎県東諸県郡綾町に本社を構える株式会社ベジオベジコの代表取締役・平林聡一朗さんをお招きして行われました。VEGEO VEGECO(ベジオベジコ)というネーミングには、「野菜を食べる男の子、女の子を増やしていきたい」という願いが込められています。企業理念は「農家さんをもっとハッピーに」、経営理念は「食の流通革命を起こす」。これらの理念は、講座中に、平林さんが特に強調されていた言葉です。

当初、スムージ用青果宅配専門店として2013年に発足したVEGEO VEGECOは、卓越したマーケティング手腕により知名度を上げていき、2017年には青果を中心としたフードデリバリーサービスVEGERY、2018年には農業法人VEGERY FARMにまで活動範囲を広げてきました。講演では、株式会社ベジオベジコの設立・活動経緯や、業界内で唯一無二の立ち位置を確立していく展望について、お話ししてくださいました。
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2019年1月29日

会員公開講座 北山孝雄さん・黒岩信忠町長「草津温泉のまちづくり」

Filed under: ブログ — タグ: — itojuku @ 5:54 PM

2018年11月17日、人を軸にしたまちづくり、暮らしづくりを手掛ける北山創造研究所代表の北山孝雄さんと、温泉街を中心に付加価値の高いまちづくりに取り組んでいる群馬県草津町の町長を務める黒岩信忠さんをお招きして、公開講座が行われました。


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2018年10月15日

会員公開講座 平野彰秀さん「自然エネルギーが開く未来」

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9月15日、2011年に岐阜県郡上市白鳥町石徹白(いとしろ)に移住され、地域内での持続可能なエネルギー生産をはじめとする活動をされている平野彰秀さんをお招きして、公開講座が行われました。

平野さんは、石徹白に移住された後に持続可能な地域の暮らしを目指す一環として「小水力発電」を実現されました。また、2018年2月に公開された映画『おだやかな革命』では、石徹白の服飾文化を生かした洋服づくりをなさっている奥様の馨生里さんと共に、平野さんご夫婦の地域づくりの活動が取り上げられました。

講演では、「自然エネルギーが開く未来」と題して、現在日本中から注目を浴びている平野さんご夫婦の地域づくりの活動内容とその理念について、お話をしてくださいました。

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2018年9月3日

会員公開講座 東野唯史さん「古材のレスキューを通して目指す未来」

Filed under: ブログ — タグ: — itojuku @ 10:15 AM

6月23日、今年度第2回目の会員講座に、ReBulding Center JAPANの代表を務めていらっしゃる東野唯史さんをお招きしました。ReBuilding Centerとは、ポートランドにある古材販売のNPOであり、東野さんらはここからインスパイアされ、ポートランドのセンターと交流を持ちつつ、日本における活動を行われているそうです。講演では、「古材のレスキューを通して目指す未来」と題して、ReBuilding Center JAPANで活躍されている皆さんの活動や、大切にされている価値観などについて、お話ししてくださいました。

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2018年8月22日

会員公開講座 伊東豊雄「内なる自然」

Filed under: ブログ — タグ: — itojuku @ 1:30 PM

6月2日、2018年度最初の会員公開講座が開かれ、塾長の伊東豊雄が講演を行いました。伊東塾長が建築をつくる際に大切にしている哲学について、「内なる自然」というキーワードを元に6つに分けてお話ししました。

1.空虚な中心を巡る
伊東塾長にとっての「内なる自然」とは何なのか。その問いの答えに近づくための第一歩として、伊東塾長は、ロラン・バルトの日本論から「東京は空虚な中心を持っている」という部分を引用しました。これは、誰も近づくことのできない皇居を中心として発展している東京のまちを表した言葉です。伊東塾長は、この環境を自身が生まれ育った長野県諏訪湖のほとりにも見出し、諏訪湖周辺について「湖という空虚な中心によって守られている」場所であることを強調されます。そして、伊東塾長のお話は、学生時代の回想へと続きます。冬には、凍った湖面をスケートで突っ切り登校し、冬の湖面すれすれに現れる水平虹に心を奪われていたといいます。小学校時代や中学校時代の先生との思い出話にも花が咲きます。特に、近年まで交流があった中学時代の熱血漢の先生からは、もっとリーダーシップをとり外向的に行動するようにと叱咤激励されていたそうです。伊東塾長は、当時の伊東少年に顕著に見られた「内向性」が「内なる自然」というものに繋がっていたのではないかと分析しています。

次に伊東塾長は、「内と外」という設計思想と自作との関係性について説明しました。その始まりは、事務所開設時にあった内壁面が真っ黒に塗られた倉庫です。伊東塾長はこの箱に、「瞑想の箱」という名前をつけ、倉庫内で「胎内回帰」と称した瞑想を一人で行なっていたそうです。1993年にできた『下諏訪町立諏訪湖博物館』では、水平虹にインスパイアされて、湖からはコンクリートで閉ざされているが、建物の曲線によって「外と内」が「表(人がたまる)と裏(人が通り抜ける)」という関係性を示すような設計を目指しました。この考え方は、伊東塾長の設計思想に常に存在しているそうです。


瞑想の箱

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