今日はいよいよ、2022年度後期まちの課題「百人島2」の最終発表会です。
ブログ
1月28日(土)に行われた、後期第8回授業の様子をお伝えします。
全体発表会まで、残すところ2回。
2回の授業時間内で模型とプレゼンテーション資料を仕上げなければなりません。
今回は、模型を仕上げることを目標にみんなで協力し、一生懸命取り組みました。
2月4日、本年度の「~って何だろう」公開講座の締めくくりとして、塾長・伊東豊雄が「『建築』って何だろう」をテーマに講演を行いました。伊東は、アジアに特有である、自然との密な関係性と、それを基盤に形成されてきた日本の伝統文化を評価してきました。今回の講座では、伊東が自然の対照にあるのものとして位置付ける“幾何学”を取り上げ、“幾何学”とは切っても切り離せない職能を持つアーキテクトとして、また“自然を抽象化することで”芸術表現をかたちづくってきた日本人として、これまでどのような哲学を大切にしつつ活動してきたのかお話をしました。
12月24日、哲学者で明治大学理工学部准教授の鞍田崇さんをお招きして、本年度第5回目の公開講座が開催されました。鞍田さんは、近年、ローカルスタンダードとインティマシーという観点から思索を重ねておられます。今回の講座では、鞍田さんの思想活動のキーワードの一つ、「民藝」を取り上げていただきました。鞍田さんは、2015年に『民藝のインティマシー―「いとおしさ」をデザインする』(明治大学出版会)の中で、“民藝の中にある「いとおしさ」を育んでいくことこそが、今、これからの社会と暮らしのあり方を考える重要な手がかりになる”ということを提唱されています。また、当塾と鞍田さんとのご縁を取り持つこととなった、就労継続支援B型事業所「ムジナの庭」(主宰・鞍田愛希子さん、伊東豊雄建築設計事務所が手がけた「小金井の家」をo+hが改修して2021年開業)でも、「民藝」の核心に通じる「平凡でいとおしい生活」支援のための活動に関わっていらっしゃいます。
今回の講座では、柳宗悦・岡本太郎・深澤直人さんらの言説を手がかりに鞍田さんが「民藝」の哲学を紐解いた過程について、お話を伺いました。
11月19日、日本を代表する現代美術のアーティストである写真家の畠山直哉さんをお招きして、第4回目の公開講座が開催されました。畠山さんは、東京を拠点に自然・都市・写真をテーマに作品を制作されています。畠山さんは、伊東建築作品の撮影も多数手がけてこられました。特に、初対面の際に伊東から言われた「すべての建築は完成後も変動していく。未完の建築も完成後の建築も含む大きな流れを断面のように切り取り、全てを現在として撮ってほしい」という言葉が印象に残っているのだそうです。こうして書籍の制作など伊東と幾度もコラボレーションされてきた畠山さんは、2012年には、伊東がコミッショナーを務めたヴェニス国際建築展の日本館展示にも参加されています。
12月17日(土)に行われた、後期第6回授業の様子をお伝えします。
12月10日(土)に行われた、後期第5回授業の様子をお伝えします。
> 続きを読む